人間関係はコミュニケーション次第・・・城崎幹也

城崎幹也

2013年08月20日 16:00

言葉はよい人間関係を築くための武器にもなるが、同時に人間関係を破壊するナイフにもなる。

人間関係は言葉次第だ。

言葉をナイフにしないための最低条件とは何だろうか。

それは相手が聞きたくないこと、言ってほしくないことはなるべく口にしないということである。

人には自分の欠点を変えたくとも、自分ではどうしようもない欠点がある。

たとえば肉体的欠陥などはそのいい例だろう。

「私はこのごろ髪が薄くなってきてねえ」と上司が言ったとする。

だからといって「本当に課長の髪は薄いですね」と言ってしまってはミもブタもない。

ときどき勘違いをしている人がいる。

本人が言ったからといって、他人が同じことを言ってもいいわけではない。

同じ年代の人に言われたなら「お互い様」で済むが、若い人に言われるとそうはいかない。

相手が自分の欠点を笑い話のように言ったとしても、同じように口にすべきではない。

背が低い、髪が薄い、お腹が出てきた、老眼になったといった話から、肥満、年齢、容姿まで、相手がいやがる話はしないことが、よい人間関係をつくるうえでの鉄則である。

城崎幹也(対話力トレーナー)

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